일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면

아오조라 문고

六

驚いて天井を見上げると、桧の板を深紅に染めて生血が四角に染み出している。

「あっ」と口の中で叫びながら再び地図へ眼をやると、依然として落ちて来る血の滴で、地図は深紅に染まったが、不思議のことに誰一人としてそれに気が付くものがない。

「む」と思わず呼吸を呑み、再び天井を見上げたとたん、四角に染み出していた板の血がヒラヒラと剥げて落ちて来た。と、宙でクルリと廻わりそのまま空間に浮いたかと思うと静かに左右に揺れ出した。

血でなくてそれは紅巾であった。

庄三郎は顔色を変え素早く懐中へ手を入れたがあるべき筈の紅巾がない。

庄三郎は場所柄を忘れ思わずすっくと立ち上がった。一度に座中の視線が向く。はっと気が付いて坐ろうとすると、あたかも庄三郎を誘うように空に浮かんだ紅巾が、戸口の方へ舞って行った。

厳重に鎖ざされた戸口の扉が、その時忽然と内側から開き、長い廊下が現われた。

その廊下を焔のようにまた紅の鳥のように飄々と紅巾は舞って行く。

吾を忘れて庄三郎は紅巾の後を追ったのである。

六

人は城人は石垣人は濠情は味方あだは敵なり

これは信玄の歌であるが、どうやら代作ではなさそうである。