후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうこうけつじょう
神州纐纈城
国枝 史郎
国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면
四
城主の眠りは醒めなかった。
傍らのの木の茂みから、喧しい喋舌り声が聞こえて来た。やがて姿を現わしたのを見れば、十数匹の甲州猿であった。
彼らは隠れん坊をやっていた。枝から枝を渡りながら、大はしゃぎにはしゃいでいた。
とりわけ大きな雄猿が、仮面の城主を発見した。
四
そこで彼は侶を呼んだ。
いつも見慣れている人間とは、城主の様子が違っているので、最初彼らは不思議そうに、グルリを囲繞て眺めていた。
その中に例の大猿が、忍び足をして這い寄った。そうして袍の袖を引いた。が、城主は動かなかった。図に乗った猿は一層近付き、鉤のような指を引っ張った。やはり城主は動かなかった。一斉に猿達は喝采した。彼らはすっかりいい気持ちになり、次々に大猿の真似をした。
やはり城主は動かなかった。
あまり相手が穏しいため、彼らは次第につまらなくなった。そこで彼らは城主を見棄て、また以前の隠れん坊をやり出した。
十分あまりも経っただろうか、枝垂桜に上っていた、例の大猿が悲鳴を上げた。そうして枝から転がり落ちた。
痙攣! 萎縮! そうして強直! ……大猿は一瞬にして死骸となった。つづいて幾匹かの甲州猿が、同じ径路をとって死んで行った。