후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしゅうこうけつじょう
神州纐纈城
国枝 史郎
国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면
隣室からは欷歔の声がさも弱々しく聞こえて来る。
「纐纈城の城主の顔を、一度でもいいから見たいものだ……」
大河の音と欷歔の声と飛び巡る蝙蝠の羽音とが相錯雑して聞こえて来る。
「……この心願、この執着、これはもう業かも知れない。他人のことは云われない。妾も可哀そうな業人なのだ!」
燭台の灯火が大きく揺れ、壁上の陰影がその瞬間大蜘蛛の形を描き出したのは、月子の貪慾な心願を映し出したとも云われるのである。
日本における造顔術の発端、それは神代だと云われている。
「……是に於て其妹伊邪奈美命を相見まくおもほして、黄泉国にいでましき。爾ち殿騰戸より出で迎えます時、伊邪奈岐命語りたまはく、愛しき我那邇妹命、吾汝と作れりし国未だ作り竟らず、故れ還りたまふべしと。伊邪奈美命答へ白したまはく悔しきかも速く来まさずして、吾は黄泉戸喫を為しぬ。然れども愛しき我那勢命入り来ますことの恐ければ、まづ具に黄泉神と諭はん、我をな視たまひそ。かく白して其殿の内に還り入りますの間、いと久しうして待ちかねたまひつ、故れ左のみゝつらに刺させる湯津々間櫛の男柱一箇を取り闕きて一火を燭し入りますの時、蛆たかれとゝろぎて、頭には大雷居り、腹には黒雷居り、陰には拆雷居り、左手には若雷居り、右手には土雷居り、左足には鳴雷居り、右足には伏雷居り、并せて、八