일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면

아오조라 문고

少しでも価値ある口と耳との文学ならば、筆を役してこれを保存しようとする者が、いくらもその辺にいたからである。これに反して早く村に生まれ、もしくは旅をして田舎に入ってきたものだけは、ただ古来の方法に従って伝承するの他はなかった。特に文字に録しておく力もなく、また少しもその必要がなかったのである。それがいずれの方面にことに年久しく行われたか。文字の新威力に拮抗して、いかに忠実にその本文を尽くし、むしろおうおうにして彼にあっては不可能なりしものを、いかにたやすくなしとげていたかを考えるために、試みに自分は『義経記』と称する一篇の物語を、例に取ってみようとするのである。これが必ずしも美しい東北文芸の全部を、代表していたと認めるからではない。かつては道の奥の野に咲いた芸術が、黄金よりもなお広く国中を周遊して、ついには都市の文字の文学に、永くその跡を留めているということを、今はかえって忘れてしまった人が多いが、幸いにしてまだこの方面には、さかのぼって尋ねて行かれる一筋の路が残っている。延びて繁るものは必ず根あり、流れて潤おすものには必ず清き源泉があるという事実を実験することによって、できるならば標準文学のせま苦しい統一から、脱却してみたいと思うからである。