일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면

아오조라 문고

砂浜の草

戒めていたために、単に遠望のほぼ昔の姿をとどむるのみにあらず、近づけば花あり樹の実あって、これに遊ぶ鳥の歌も、幽かながら前代の歓喜を語るのである。ただしこういう境を拾い求めるためには、汽車や乗合自動車はわずかに半分の便宜である。村に草鞋を売り、または閑人のために小舟を漕ぎ路を案内する余裕は、もうだんだんになくなろうとしているのである。

砂浜の草

歴史以後にも日本の海岸は大変な変化をした。土が流れて磯を埋めた区域が、落ち込んだ部分よりはずっと広かったかと思う。浪華から中国へかけての新田には中世まで白帆の船の走っていたところが多い。大小の島々は塘に繋がれて陸地となり、その蔭を今は汽車が往来している。しかしこれと同時に砂浜の威力もだんだんに恐ろしくなった。風は昔も強く吹いたのだが、吹き寄せて積み上げる砂小石は、近代に入ってますます増加した。いわゆる長汀曲浦の風光のごときも、おいおいに改まらざるをえなかったのである。

草木はこれによって第一の影響を受けた。今日空漠の荒浜に、生き残っている草の花などを見ると、負けて帰ってきた勇士を見るの思いがある。日向の南の海岸を行くと、岩の蔭に隠れてなおいろいろの南らしい植物が生存している。