일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

このニュースがかっきり何月何日にヨコハマにとどいたか、そのせんさくはできないが、五月二十三日と二十五日の日付をもつ伊藤民部兼大蔵少輔から大隈民部兼大蔵大輔にあてた書簡(『伊藤博文伝』上巻所収)で、この二人がいかにこのスキャンダルで仰天したか、あきらかになる。大隈、伊藤こそは鉄道問題の全責任者であった。後世の政治家のごとく外国のコンミッションをとっていなかっただけに、ただちにレーとの契約を解除するための対策をたて、六月一日にいたって廟議はそれに決するが、政府内部での彼ら両人の立場が、そのためおそろしく不利になる。

ここまで書かないと「黒田清隆の方針」が出てこないのである。

そもそもロンドン公債のための契約書が、前年十一月十二日レーとのあいだで調印されたのち、政府部内でおそろしい反対がおきた。反対の火の手はこの年十二月、弾正台というおそるべき役所からおこり、翌三年二月になると、兵部大丞黒田清隆の名において、反対の建白書が提出された。検察庁と軍部からのこの攻撃は大隈、伊藤に不正があるというのであり、鉄道のごとき不急のものを棄てて軍備をさきにせよというのであったが、弾正台も兵部省も(山県有朋は外遊中)薩派の手中にあったことから、このあらそいをもって単純に政府内部の薩長抗争とかたづけ去ってはあやまちであろう(それ