후리가나로 읽는 일본 고전
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
二 肥後守容保
清河八郎の役割は――その意志はべつとして――ただスイッチを切り換えたのである。近代資本の方向に通ずる導線から封建支配の中央部へじかに連結するそれへ。すでに彼は寺田屋事件の直前、その煽動家的資質が災して従前の同志から除名されていた。「浪士組」組織後はもとの関西同志から裏切者として指弾された。それにもかかわらず八郎の素志が、老中板倉周防守の刺客に斃れる瞬間まで、いささかも変らぬ尊攘の赤心に貫かれていたことは、遺稿からも一点疑を容れぬ事実である。一歩進んで、八郎のこんたんが幕府の力で浪士を集め機を見て討幕に逆用するにあったという、稗史の臆測を是としてみてもかまわない。問題は意志――ただしこの場合討幕の――いかんにあるのではない。非常時建白の瞬間から、意志実現のための客観的地盤を永遠に喪失したという、意志の彼方の事実のなかに横たわっている。
二 肥後守容保
京都守護職松平容保は純情一徹の青年政治家である。公武合体=尊王攘夷のたてまえに――この、本来過渡的な、折衷的な政治綱領を過渡的折衷的なそれとせず、純一むくにこれに終始せんとした珍しく生一本な政治家だった。