일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

の作者のきまぐれがわれわれに残してくれた、またとない記念品である。もちろん文士だけの、政治的契機に関する記述はたいしたものはないが、その代り人情風俗についての天才的な観察が各頁にあふれて、ことにその巧みな表現にはすっかり魅惑されてしまう。

安政元年正月の第一回会見の大広間で「誰がよけい馬鹿な顔をなしうるか競争しているようだった」幕府の役人たちも、第二回会見のときは、もはや充分な親しみと敬意と、さらにその外交手腕にたいする相当の驚きの念とをもって叙述されている。なかんずく「老全権」筒井肥前守は、すっかり「オブローモフ」の気にいった。「この老人を見たら誰れでも自分の祖父さんに持ちたいと思うであろう。……彼の話しぶりは、瓶から瓶へ液体を静かに移すようであった」。

公式には次席だが事実は主席全権の川路左衛門尉の態度は、微細な点まで彼らの注意に値したらしい。太い榻子に凭りかかって、じっと話に耳を傾ける。話のなかば頃までは、口をやや開いたまま瞳を凝らして、注意を集中しているが、その額に現われた微かな皺の動きに、彼の脳裡の理解が表現される。やがて話の要点が解ってくると、口は閉じられ、額の皺も消え、返答の用意ができた証拠に、顔が晴々してくる。