후리가나로 읽는 일본 고전
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しょうせつ ほととぎす
小説 不如帰
徳冨 蘆花
徳冨 蘆花의 小説 不如帰(しょうせつ ほととぎす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 129,742자 · 256화면
あわれ彼女は死をだに心に任せざりき。今日、今日と待ちし今日は幾たびかむなしく過ぎて、一月あまり経たれば、われにもあらで病やや間に、二月を経てさらに軽くなりぬ。思いすてし命をまたさらにこの世に引き返されて、浪子はまた薄命に泣くべき身となりぬ。浪子は実に惑えるなり。生の愛すべく死の恐るべきを知らざる身にはあらずや。何のために医を迎え、何のために薬を服し、何のために惜しからぬ命をつながんとするぞ。
されど父の愛あり。朝に夕に彼女が病床を省し、自ら薬餌を与え、さらに自ら指揮して彼女がために心静かに病を養うべき離家を建て、いかにもして彼女を生かさずばやまざらんとす。父の足音を聞き、わが病の間なるによろこぶ慈顔を見るごとに、浪子は恨みにはおとさぬ涙のおのずから頬にしたたるを覚えず、みだりに死をこいねごうに忍びずして、父のために務めて病をば養えるなり。さらに一あり。浪子は良人を疑うあたわざりき。海かれ山くずるるも固く良人の愛を信じたる彼女は、このたびの事一も良人の心にあらざるを知りぬ。病やや間になりて、ほのかに武男の消息を聞くに及びて、いよいよその信に印捺されたる心地して、彼女はいささか慰められつ。