일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

辻々に藩札六歩換の立札を立て、現金を積んで待ちかまえていた札座奉行が張合い抜けを感じる程であった。

きのう今日の二日程を、屋敷に居て案じている内蔵助の命をうけて、様子を見に来た勘定方の岡島八十右衛門は、そこの閑散ぶりを眺めて、

『町人共は、六分替という額に、不満なのであろうか』

と不審がった。札座横目の勝田新左衛門が机から、

『いや、それどころじゃない。引換えに来る者はみな、詫びたり、涙をながして帰る。大石殿の処置を、称えないものはない。引換えに来ないのは、むしろ安心しきっているのだ』

『それでは却って、残務の処理が遅れて困るという大石殿の仰せだ。町名主に日限を示し、こちらから督促しても、藩札の方は、両三日中に一切極りをつけるようにというお言葉だった』

『そうでもしなければ埓は明くまいが、まだ、御本家の方へお縋りに行った使者が帰って来ぬうちは』

『いや、芸州侯へ御合力を願いにやった使者は、途中からお呼び戻しになった。塩税の未納金やらその他のお取立てが、案外に順調に集まるので、この分ならばと、大石殿も、愁眉をひらいて居らっしゃる』

『そうか、では早速、町名主に督促させよう』