후리가나로 읽는 일본 고전
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しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
貧乏――というものを、今はお互いが笑っているけれど、復讐のめどもつかず、生活にも追いつめられて、飢えをしのぐことに精いっぱいになってしまったら、これは笑い事じゃない。
そのうえで、やったとなると、口さがない世間は、
(とうとう貧乏にもがいて、破れかぶれにやり居った)
と云うだろう。
すでにもうこの点では遅いのだ。一時は百二十人からあった同志が、今は五十五人に減っている。その大部分が、経済的に、首を傾げた者だった。――これから先も、延々になればなる程、脱盟者を出すだろう。変節は憎むが、人間の誰にもある弱点でもある。あながち去る者ばかりを責めることはできない。
――と云うのが、安兵衛が常に語る意見であった。
忠左衛門も、それには、
『兵学も、その点には、役に立たん』
と、慨嘆して云ったものである。
だが、いくら焦躁っても、進み得ない一線が前に云った探索の問題である。――十分なる吉良の邸内の見取図と、上野介の在邸を確実にしないで、漫然と、臆測ぐらいで大事を挙げることは、むしろ暴挙であるし、第一、内蔵助が起とうとしない。
『さぐりだ』
『それさえ探れば』
このところ、彼等の大部分は、それにかかりきっていると云ってよかった。