후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんぺんちゅうしんぐら
新編忠臣蔵
吉川 英治
吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면
と、すずやかな弁舌で事も無げに告げてしまう。
『何!』
綱吉は、耳をうたがうように云った。湯あがりの血を、いっぱいに顔へのぼせて、
『意趣喧嘩をして、高家を斬ったというか。馬鹿なっ、何というたわけ者だ。しかも、勅使登城の目前に不埓至極、但馬を呼べっ』
『はっ』
近習が走り出ると、すぐ老中の秋元但馬守が、愴惶として、そこへ来て平伏する。
但馬守は、はっと思った儘、顔を上げ得なかった。綱吉の眉を仰いだだけで、その怒気のつよさに、胸を打たれた。
勅使登城の刻限は、すでに直ぐと迫っているのである。各※(二の字点、1-2-22)が互いに、
(困った!)
という真っ暗な当惑を唇にむすんで黙りあっていた。
『言語道断な内匠頭の振舞、但馬、疾く糺明せい』
『はっ』
『御三卿に対しては、一応、本日の勅答の儀、延期いたしたものか否か、お伺い致してみい』
『承知仕りました』
『饗応役、すぐ誰かに、代りを申しつけい』
『万端、取り急いで計らいます』
『はやく運べっ。――出羽も』
『はっ』
大廊下では、茶坊主たちが、血を拭き廻ったり、水で浄めたり、塩を掃いたりしていた。暴風の去った一瞬の後は、誰の面にも、何か考え事が絡んでいて、事件の起った前よりも遙かに、静粛な気が流れていた。