일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

磯貝十郎左も、一人の吉良侍を捕えて、襟がみを押しすえていた。

『――助けてや、助けてや』

そう云っているのである。

『――助けてつかわすから、蝋燭を出せ』

『は、は、出します』

『どこにある』

ずるずると引き摺って行って、蝋燭箱を出させ、手ばやく灯をともして、間毎間毎へ配った。

『十郎左、よう気がついた。落着いていなければ出来ぬ事。槍を取っての武者ぶりよりはお見事にみゆるぞ』

間喜兵衛も、手伝いながら、そう云った。

杉戸、ふすま、すべての境を外された吉良家の屋内は、表から裏までずっと見通しの巨大な一箇の洞になった。そこに乱れあう人影と刃の光に、無数の灯が煤煙を吐いて、絶えまなく明滅する。

『――あっ、上野介っ』

納戸らしい板敷部屋へ入って行った途端に、こう、武林唯七がさけんだのである。

『なにっ、吉良か』

わらわらっと、近くにいた前原伊助や奥田貞右衛門などが寄って来ると、今、蒲団部屋の物陰から逃げ出して行った年老った侍が二人。

『ちがう』

『ちがうっ』

云い合って、転ぶように、台所口へかかったところを、前原伊助が九尺柄の直槍で撲りつけた。

『痛いっ』

台所の大流しへ、ひとりが転び込んでいた。