일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんぺんちゅうしんぐら

新編忠臣蔵

吉川 英治

吉川 英治의 新編忠臣蔵(しんぺんちゅうしんぐら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 337,181자 · 676화면

아오조라 문고

又いつのまにか、この数日の間に、「義士」と云う名称が民衆のことばの中に新しく出来ていて、義士といえば、赤穂浪人の事と通じるようにさえなっていた。

ひどい奴になると、四家御預中の義士が、助命となるか、死罪となるかで、賭をしている町人があるし、もっと端的で熱ッぽいのは、しばしば、そのことから、喧嘩沙汰までおこすのだった。

それが、無智な民衆かと思うと、そうばかりでない。武士同士は、「士道」というものの上から、ややともすると議論になった。

「士道論」が勝つか、「法規論」が勝つかなのである。識者と云われる者のほうが、却って、各※(二の字点、1-2-22)の考え方の相違から、この両説を立てて、対立し易い立場にあった。

学者も、好んで輿論の渦中に巻き込まれた。

(彼等を刑罰せんか、聖賢の道を刑罰するも同じである。聖賢の道なくしては、君父の大義なく、経世の明もない。従って国法は何によってその本義と尊厳を保ち得るか。聖賢の道を度外した国法は、ただの権力でしかあるまい)

と云うのが、同情論の大要であって、時の大儒林大学頭や室鳩巣などを始め、幕府の大官中にも、この同情論を抱く者が多かった。