일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ばいりせんせいぎょうじょうき

梅里先生行状記

吉川 英治

吉川 英治의 梅里先生行状記(ばいりせんせいぎょうじょうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 209,260자 · 418화면

아오조라 문고

植木職人の男は、外へ出るまでしゃべりつづけていたが、あいてが、

「じゃあ、おやすみ」

と、湯屋の軒からわかれてしまったので、太平記読の小屋をのぞいてみたが、そこの百目蝋燭もはや消されて、人影もない小屋の奥に誰やら、あと片づけをしている様子だった。

――で、また戻って、河岸をすこし歩いて来ると、自分のまえに、突っ立っている男があった。

勘太である。植木職人は、ちょっと足をすくめたが、

「なんでえ、へんにおれを、睨めつけやがって。――見附のそばで、追剥ぎなんざ、場所がわるいぜ。すこし頭を働かせろよ」

と、鼻ッぱりを示した。

勘太は感情がかくせない性分らしい。気がついて、あわてて面をやわらげた。

「ごじょうだんでしょう。追剥ぎなぞじゃございません。ちょっと、伺いたいことがあって」

「おめえはいま、銭湯のなかにいた男だろう」

「そうでございます。おはなしを聞いていましたところ、水戸様のご隠居が」

「おいおいそんな事あ、往来でいうこっちゃあねえ。何をいやがるんで」

「往来でいえないことを、銭湯で仰っしゃるのは、おかしいじゃございませんか」

「喧嘩を売るのか」

ばっと、大きな掌のひらが、いきなり勘太の横顔を打った。