일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ほうそうやわ

法窓夜話

穂積 陳重

穂積 陳重의 法窓夜話(ほうそうやわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,325자 · 264화면

아오조라 문고

六八 筆記せざる聴講生

起し得て妙なりと手を拍って自ら喜び、更に二の句を次ごうと試みたが、どうしても出ない。出ないはずである。起句が余りに荘厳であるから、如何なる名句をもってこれに次ぐも、到底竜頭蛇尾たるを免れないのである。千思万考、推敲百遍、竟に一辞をも見出す能わずしてその筆を投じてしまった。

六八 筆記せざる聴講生

ブラックストーン(Blackstone)が英国空前の大法律家と称せられてその名声嘖々たりし当時の事であるが、その講筵をオックスフォールド大学に開いた時、聴講の学生は千をもって数え、満堂立錐の地なく、崇仰の感に打たれたる学生は、滔々として説き来り説き去る師の講演を、片言隻語も漏らさじと、筆を飛ばしておった。この時聴衆の中に一人の年若き学生がいた。手を拱き、頭を垂れ、眼を閉じて睡れるが如く、遂にこの名講義の一言半句をも筆記せずして講堂を辞し去った。その友人がこれを怪しんで試にこれに問うて見ると、かの青年は次の如くに対えた。

余は先生の講義が正しいかどうか考えておった。何の暇あってこれを筆記することが出来ようか。

「蛇は寸にしてその気を現わす」、「考えておった」の一言は、ベンサムの曠世の碩学たる未来を語ったものである。