일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

それが今年の大洪水で、むこうの破堤の場所から毒砂を押しこんで、こんな荒地になってしまったのです」

指さす彼方には、長い破堤の外に川面が薄光りをあげていた。与八は足をゆるめながら、

「そうしてあの堤の外は、いまでこそ鉱毒のために草も生えぬ荒地となってしまいましたが、私の子供の頃は余り地味が良すぎて、肥料なしで麦を蒔いても倒れてしまって実のらないのです。それで堤外地は菜種や辛菜をよく作ったものです。黄色の花が咲き盛る頃は、堤のうえに立つと空が眩しいような明るさでした。六七尺も繁って、大人が潜りこんでもわからぬほどで、ある時などは五六人の泥棒が菜種畑のなかに巣をつくっていたことがあります。村中総出で泥棒狩をやるというので、そうです、私が十位の時で、お祖父さんに連れられて堤の上から怖々見ていました。そうすると泥棒の親分らしいのが、刀をぬいて菜種の中からとび出してきたのです」

傍の小林善吉が傘を持ちかえて傷々しげな目差しをむけ、

「そうです。下早川田の堤外地もその通りで、やはり無肥料で麦作ができすぎて困ったものです。だから、おもに菜種や辛菜を作りました」

「私の宅地は渡良瀬川のすぐ縁にあるのですが」