일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

れ毎会必ず衆多に告げて益あるを覚え(鳴呼世俗に良心を奪わるる勿れ)」

さて、同志たちの奔走と熱意の結果、被害地一般の気勢もようやく動きだしてきた。事務所では鉱業停止請願書の起草もできて、いよいよ栃木、群馬両県二郡九カ町村の被害民有志が連署してこれを提出する運びになった。

請願書は農商務大臣榎本武揚宛に出すものであったが、順序として郡役所及び県庁を経由しなければならなかった。そこで彼等はまず郡役所へ持参して添書を請うた。ところがどこの郡役所でも郡吏が難癖をつけて添書を拒む。仕方なくせめて進達だけでもと依頼して帰り、四五日経って行ってみると未だ進達していない。取りもどして今度は直接県庁へ持って行く。しかし県庁でも同様に白眼視して、添書も書いてくれなければ進達もしてくれなかった。

だが、思えばそれもそのはずである。請願書には鉱毒惨害の状をのべて愴々の気が切々と行間にみなぎっていた。禍中に身をおく彼等としてはもちろん当然の叫びであるが、然し、悲憤のあまり言辞はいきおい知事郡吏の糾弾に及んでいた。――沿岸被害町村は去る明治二十五年既に鉱業停止の請願に及ばんとせしが、当時栃木県知事は沿岸人民を籠絡して鉱業主と示談を為さしめたり。