일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

などといって、いかにも商人出身の実業家らしい体得を自他ともへの箴言としていたが、彼にもそうした信念を確めるだけの修業時代があったのである。

市兵衛の人間をもりたてたのもその根であるが、彼の事業の大をなさしめたのも根であった。彼はその根気で猛然と足尾の岩磐にぶつかった。坑長を代えること三回、ついには甥の木村長兵衛を起用して四代目の坑長とした。すると、この長兵衛がまたなかなか精悍な気象で、ために一山の志気がふるい立ったというほどである。無論そのためばかりではないが、十五年以来備前※山の下底をさぐる開鑿方針で掘進していた本口坑道で、十七年五月に横間歩※(「金+二点しんにょうの通」、第4水準2-91-29)の大直利に当った。これが足尾を隆盛にみちびく端緒となって、翌十八年九月には大通洞の開鑿に着手した。即ちその坑口の選定されたのが、本口坑からさらに八百二十尺の下部、渡良瀬川北岸の和田ヶ淵である。

この十八年から足尾の産銅額も急に多くなった。十五年の二十二万斤から十六年には百万斤、十七年には三百八十万斤という工合に年々累進していたが、十八年には六百八十万斤を産するに至った。