후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
相手は突き放たれたように索莫とした目差しで、自分の足もとを見つめるばかりだった。
そこからさらに藤岡町まで、約二里を徒歩で行かねばならなかった。藤岡から三里、夜道を俥に揺られて古河へ出た。
上野駅に着くと迎いの馬車が待っていた。榎本はすぐに乗って早稲田の大隈邸へむかった。
これより先き被害民たちは、二十二日の夜蔭を冒して続々と雲龍寺に集って来た。彼等は政府の答弁書の内容を知って、最初はあまりのことに茫然としていたが、二人より三人よって話し合ううちに、次第に胸の鬱憤が形をととのえ憤懣と燃えつのって、期せずして足が雲龍寺へと向ったのであった。集る者はみな同憂であるから、その場の雰囲気が悲壮な憤激に被われだすのも自然であった。
「当局にはわれわれの困窮を救おうという誠意など、微塵もない。もうこのうえは農商務省の庭で首を縊り、一日も早くこの苦しみを断つほかはない……」
そうした悲憤の叫びが共鳴を呼んだ。一同死を決して上京しようと契い合った。寺の本堂で水盃が交された。一隊は舟で渡良瀬川を下って人数の糾合に出かけ、また一隊は日頃古河の走狗を働いて欺瞞をこととしてきた者たちを、再び村々へ足ぶみさせぬように難詰し糾問すべく押しかけた。