일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

した気持で壇上に立ったのである。

「今日は長い演説はいたしませぬ」

と前おきして、まず前回の質問では鉱毒の被害地を三万三千町と報告したが、そののち調査が進んで、一府五県四万三千七百町余に及んでいることがわかったと述べた。野口春蔵の調査で千葉県東葛飾郡、埼玉県北葛飾郡、東京府南葛飾郡にまで鉱毒の及んでいることが判明したのである、このため今日では毒水の害を被るものが十三万五千人に達したと説明し、さらに利根の水利を説いて、渡良瀬の毒水が、利根運河によって斯の如く意外な方面へ運ばれるのであると、論断した。つづいて答弁書の論駁に入ったが、説くほどに言々ようやく熱を帯びて、辛辣な農商務省攻撃はいつ果てるとも知れなかった。すると岡田良一郎が座標をつかんで半身を乗りだしながら、

「田中君もういいじゃないか。僕も述べることがあるから少し時間を与えたまえ」

堪りかねたような苛々した声だった。たちまち「やりたまえ、やりたまえ」と、正造を声援する声が起きた。

「これはおおきにお約束に背いてお咎を受けました」と、正造はわれに返ったように議席を見渡したが、「もう少々申し述べさして下さい」