일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

そこの舟橋には十数名の警官が大きな魚網を張りわたして立ち塞っていた。舟橋が破損しているから帰れというのである。

「毀れているかどうか、とにかく見せてもらいたい」数名がそういいざま網をくぐって走った。

「おーい、毀れてなんかいないぞ。機械船が取り外してあるだけだア」

その声を聞くと一同はどッと警官を押しのけて渡りだした。足の下には山々の雪解水を合せて水嵩の増した水流が、泡立ちと渦をのせて底鳴りしている。野口春蔵、新井喜五郎の二人がまず裸になって水中へとびこんだ。つづいて血気の者たちが裸になろうとしていると、渡守の藤野十郎、細村定八が見かねて舟を出してくれた。それに習って群集のうちからも、纜を解いて舟を出す者がいた。数隻の舟が黒々と人を乗せては利根の水流を横ぎった。

一行は利根の南岸でまた道をわけて、西は行田、東は羽生に向ったが、両地とも百余名の警官に行手を阻まれた。彼等はその隙をうかがっては、五人十人と脱出を試みて、さらに南へ南へと道を急いだ。

丁度この日、二十四日のその時刻に、正造は衆議院の壇上から叫んでいた。かねて被害民有志に委嘱していた被害調査もようやく出来上り、さきの政府の答弁書を反駁した質問書を草したが、議会はもはや最終日になってしまったので、きょうはその質問書も草稿のままあわただしく提出して、切迫