후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
万が一怪我人でも出るようなことでもあっては、あとに痛恨を残すことになります。今日のところは致し方ありません、総代を選んでその方に上京してもらい、他の方々は一先ず御帰郷なさるのが、最も策の得たるものだと思います」
彼等の偽りならぬ同情は面に表われているし、昨日来の親切を思い合せて、頭株の者も返す言葉に窮した。そこで本堂に一同を集めて相談した。昨夜来の厚遇は場合が場合だけに、誰しも身に沁みていた。たとえ一夜でも恩を受けた人々の言葉を、むげに拒けるのは不徳義であろう。誰の胸にもそうした思案が宿った。結局三人の意見に従って、被害民たちは総代を選ぶことになり、その数も百五十名という主張を半減されて、七十五名を上京させることになった。
すでに総代も決って彼等はただちに出発しようとしたが、土地の有志たちに慰留されて、その夜はもう一夜寺の本堂に宿泊した。
他の方面から警戒網をくぐって上京した者たちは、浅草の丁字屋、馬喰町の梅沼、芝口の丸屋及び請願事務所信濃屋等を宿泊所とした。
この日、津田仙は一子次郎に写真機を携えさせて被害地を巡回した。実況をカメラに納めて幻燈に仕組み、今後の演説会に映写して会衆の感情に訴える用意だった。