일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

この問題は社会問題で、また三十年以後は国家問題になっている。決して党派の問題ではない」

嘗つての改進党時代に党派心も人一倍に強く、満々たる覇気を抱いて党のために尽瘁した田中正造をおもえば、今日この言葉のあるのは意外なほどである。だが、彼はかの民党合同の失敗の跡を、どれほどの失望で振り返ってきただろう。また、その後の党同異伐の醜さを、どれほどの憂憤で眺めてきただろう。……鉱毒問題はむしろ党派のために厄されてきた。これを解決するためには、党派を超越しなければならぬ。正造は多年にわたる苦い体験をかえりみて、ようやくそこへ思いを致してきたのである。

この間、雲龍寺の事務所ではしばしば総代たちの集合が開かれていた。そうして、十一日の会合でいよいよ上京請願のことを決して、信濃屋へもその旨の内報があった。政府がどれほど冷淡な態度をとろうが、残酷な取扱いをもって報いようが、被害民とすれば政府に訴えるより外に道はない。これを最後の請願というほどの覚悟で上京の人数も一〇六四人と決めたということであった。昨年の十一月までの調査だと、人口一万八千四百七十三人中、死亡が三千二百五十五人で、無害地の割合より一〇六四人だけ死亡者が多い。