일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

焚火の場所がふやされる。それぞれのグループで話し声もようやく喧騒になってくるという際であったから、事実解散命令がどれほど行き渡ったかも甚だ疑問であった。

そのうちに巡査たちが右往左往しだしたと思うと、本堂の事務所の方で穏かならぬ罵り声が聴えた。今警部が本堂のなかの者にも解散を命じ、ひっ張りだせと叫びつつ巡査たちとともに土足で踏みこんだのである。すると、そのとき山門から野口春蔵が馬にまたがり陣笠をかぶって、三四十名の先頭に立って乗りこんできた。彼は堂内の騒ぎを見るなり、大声に叫んだ。

「ここはわれわれの事務所だ。妄りに他人の入ることは許されない。――さア、準備ができたら早く出発しよう」

だが、本堂内の狼藉は制止されるどころではなかった。ランプが消えたと思うと、その闇のなかで提灯が揺れ動き、火鉢が投げ出されたのか、火の粉が飛び、煙が舞いあがった。戸障子の倒れる凄じい音がした。さすがに庭の群衆も動揺して喧噪の声をあげだした。誰が撞きだしたのか梵鐘が鳴りひびいて、一時はどうなることかと思われた。

ここのところが、内務省へ入った電報では、館林署長解散を命じたるに、ランプを消し火鉢を投げる等暴行をなし解散せず、となっている。