후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
同地の渡良瀬沿岸の桑畑は広袤十八町ばかりの桑が全く枯死し、東方一帯の地もまた点々と桑が残っているだけで、原野とすこしも変るところがなかった。
これで被害地の検証は終った。翌十二日には、下早川田の雲龍寺、館林の郡役所及び警察署、佐貫村大字川俣等の事件関係地の臨検だった。
この数日の臨検で採集された被害地の土壌農作物等の資料は、やがて鑑定人によって分析、その他の結果が報告されるはずであった。
だが、正造はその結果を待たなかった。心にその余裕もなかった。この問題を議会に訴えだしてから十有一年、その間すべて事志とちがって世の顧るところとならなかったが、偶※(二の字点、1-2-22)司法権の発動によって厳正な立場から調査が行われた。正造はその結果鉱毒が認識されることを疑わなかった。事実はいつまでも覆うことはできない。鉱毒の事実は絶対である。厳正な立場に立てば何人といえど認識せざるを得ない。正当に認識されれば、彼等被告人たちの無罪は当然である。それをきっかけに世人が鉱毒問題を見る目も違ってくるであろう。もはやその結果を待つ必要はない……それに問題はさらに難艱に行き当ろうとしている。