일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

二十三年から三十一年にわたる六回の選挙において、郷党の真の同志たちが実に真面目に自分を支援してくれたことを思い、自分もまた文字通り十年一日議員として真面目に行動してきたことを思って、その点では、みずからすこしも恥じるところがないと安んじられた。だが、鉱毒問題はどうであったろう。

ひとたびそこに思い到ると、正造の顔はにわかに翳ってきた。――二十四年の議会で自分が時の農商務大臣陸奥を攻撃弾劾したのがはじまりで、その結果は二十五年の選挙干渉となった。その惨状をもたらした敵の運動費は、陸奥の依嘱で反対方面へばらまかれたのだ。二十五年に自分がひきつづき陸奥を攻めようとすると、陸奥は辞職して策を転じ、自分の背後を衝いてきた。以前の同志だった改進党の横尾輝吉以下が袂をつらねて市兵衛に交りをむすび、ついに十万円を被害民たちに食わしめた。窮民はかえって政府や古河の処置をよろこんで、ために自分の口も一時は緘せられようとした。自分に対する離間中傷もこの頃からはなはだしかった。いや被害民に対する讒奸は自分に対するよりもさらに甚だしい。彼等古河の徒党は、鉱毒があって被害民があるのでなく、被害民があって鉱毒問題があるもののように吹聴した。