일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わたらせがわ

渡良瀬川

大鹿 卓

大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면

아오조라 문고

真は実行、偽は名によるなり。

右内々に懇々と親しく御はなし可申上候、予は取込中にあり。社会公共の身、今や一個人の為に時間を多く費やすを惜しめり。正造の身実に明日を期せず、病もあり、事件もあり、故に之を足下等に託するものなり」

今や第十六議会開院式も明日に迫っていた。正造はこれを倉卒の間に、芝口二丁目越中屋の一室で認めた。最近、鉱毒事務所も信濃屋からここへ移されていたが、ここもまた鉱毒関係者にふさわしい安宿であった。

この日、夜になりてから姪の原田たけ子が越中屋へ訪ねてきた。正造から急の用談があるらしい葉書だったので、取り急ぎ馳けつけたのであった。障子を開ける物音に、ただ独り瞑目端坐していた正造は、

「きたか」

と、待ちかねていた眼差しをむけた。たけ子は火針の傍へにじり寄ったが、正造はただ満足そうにしているだけで、なにごともいいださない。たけ子は、それほど火急な用談でもなかったのかと思い返して、炭をついだりお茶を入れたりした。正造は音たてて茶をすすった。それから静かに茶碗を下すと、手を膝へおきかえ目を閉じて、独りまた冥想に耽る様子だった。いつまでも身動きひとつしない。