후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
正造がそれを送りだして部屋にもどると、書類のいっぱいのっている机が庭へむけておきかえてあり、先刻は片隅にひかえていた山田友次郎と栗原彦三郎が再び手伝いの身構えでひかえていた。
「議会が停会のお蔭で、ゆっくり頭をやすめて質問演説の草案が練れると思ったが、時々邪魔が入るのではかどらない。もう休会も今日一日になってしまった、どれまた始めるか」
しかし正造はすぐには筆もとらず、桐の新緑に目をそそいでいたが、
「人間が心に反省して欺くことがなければ、罪悪というものは生ずるはずがない」卒然と独りごとのようにいいだした。「罪悪の原因はまったく外界にある。人の心がこの外界に引かれることを、孟子は良心を放つといった。斎の都城の郊外に牛山という山があって、この山も昔は樹木が青々と繁っていたのだが、絶えず乱伐に乱伐されて濯々たる禿山にされてしまった。しかしこの濯々たる状態が決して山の本性なのではない。孟子がそんな例をあげて説明している、足尾付近の禿山を例にとっても同じ事がいえる。あの岩々塁々たるありさまが山の本性ではないのだ。人間が禽獣のような行をしていても、その人に仁義の心がないわけではない。