후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
禽獣に類するようになるのは、つまり良心を放って※(「特のへん+晧のつくり」、第4水準2-80-23)亡するからだ。古河にしても、役人どもにしても、その良心を放ち、良心を見失っているから自分がどれほどの罪悪を犯しているかわからないでいる。で、ますます悪の深みへはまってゆく。――そこで孟子は尽心下で、心を養うは寡欲より善きはなしといって、この失われた良心をとりもどす工夫を教えている」
二人の少年は燈火をとって胸の裡へさしむけられたような驚きとおののきに瞳をかがやかして謹聴していたが、正造の言葉がとぎれると栗原が膝をすすめて、
「すると先生は孟子と同じ性善説ですか」
正造はキラリと目を光らせて「いや、無学なわしなどの力で、とてもとても先儒大家の説を是非することはできない。孔子も幽遠な言論をこのまなかったから、性の善悪について立入った穿鑿をしなかったから爾来三千年中国でも諸説紛々いまだに帰着するところがない。だが、人生にもっとも重大なこの性の善悪説をうやむやにしておくのは、わしには辛棒がならない。それでわしは自分流儀にいろいろ考えて、このごろではようやく性は善なりと断定する勇気ができてきたわけだ。