후리가나로 읽는 일본 고전
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わたらせがわ
渡良瀬川
大鹿 卓
大鹿 卓의 渡良瀬川(わたらせがわ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 280,528자 · 557화면
を提出し、翌二十四日に、質問演説に立った。まず北海道幌内幾春別の鉄道及び炭鉱の払下について、具体的に事実を挙げてその不正、その不経済、その不道徳を指摘し「われわれは天下のためにどこまでもこれを質問しなければならぬ。われわれは弾劾をこのむものではない。ただ政府に正直に答えてもらいたいというのである。遁辞や弥縫の答弁で天下公衆の耳目を掩うわけにはゆかぬ」と追及した。かくするうちに三十分余りも経過したので、壇上の正造も気がせくのか、あわただしく神戸造船所、釜石鉄山、小坂鉱山などの払下げの件に触れて政府の無方針を難詰した。最後にいよいよ目ざす鉱毒事件に入るつもりであったが、正造もさすがに余り長時間演壇を独占するのに気がひけた。そこで語気をかえて、
「諸君が時間を貸して下さるなら、私は足尾銅山鉱毒事件を質問したいと考えますが、あまり長くなりますから如何」
謹聴々々の声があちこちに起った。正造は意を得たもののごとく胸を張って、
「しからば申す」コップの水をぐっとあおり「これは昨年も概略を述べたのでございます。この足尾銅山は近来非常に盛大を極めて参ったので、従って山から流出する種々の害毒が流れでる。