일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしゅうこうけつじょう

神州纐纈城

国枝 史郎

国枝 史郎의 神州纐纈城(しんしゅうこうけつじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 188,242자 · 380화면

아오조라 문고

富士山! そうだその富士の峰は眉に逼って指呼の間に浮かぶように懸かっている。なだらかな肩、素直な斜面、それが足もとまで流れている。

要するに素直なその斜面が一時岩壁で塞き止められ、そのため岩壁と斜面との間に一筋の谷が形成られ、その谷の一点に庄三郎が今茫然と佇んでいる。と云うのが目前の光景なのであった。

そうして谷はその一方では蜒々と連らなる岩壁によって他の裾野と境いを為しさらに一方は富士によってあらゆる外界と交通を断ち、全然別個の新世界をここに開拓しているのであった。

その新世界の谷国はどうやら非常に広いらしい。それは広いというよりもむしろ長いと云うべきであろうか、とにかく一方は岩壁に添い、そして他方では富士に添って先拡がりに長く長くどこまでも続いているらしい。

「眠い」

と庄三郎は呟いた。空気は甘く、花の香りは高く、木から草叢、草叢から岩と、飛びながら啼いている小鳥の歌にさえ聞く人の心を平和に誘う不思議な魅力がこもっているからだ。

「眠い」と庄三郎はまた云った。そうしてゴロリと草へ寝た。と、遠くから梵鐘がゴーンと一つ響いて来た。

「どこかにお寺があると見える」