일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ゆきぐにのはる

雪国の春

柳田 国男

柳田 国男의 雪国の春(ゆきぐにのはる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 136,000자 · 266화면

아오조라 문고

わが民族の妥協性もしくは事大性とも名づくべきものも、こうして海を越えて異郷に移る人々の、必要がこれを養ったのであった。他の一方にはまた新しい職業を選定して、どしどしと境遇を支配してゆく力も、やはりこの原因から古来のわれわれの長所とならなければならなんだ。男鹿はたまたま地形の然らしむるところ、いわばその試験場の一つに供せられたという形であった。

前代の歴史は甚だしく埋もれている。二、三保存しえたる闘争の記録のごときは、とうてい黙々たる千年の推移を、窺い知らしむるに足らぬのであるが、およそこの半島の旧姓門閥と称せられた家々は、つとに利害の衝突を見て、互いに相傷けて滅びまたは衰えてしもうた。天然の恩恵にも制限があって、両立してともに栄えることがむつかしく、その上に外部勢力の干渉も繁かったであろうが、今いっそう根本の原因というのは、いわばこの地には争奪に値する中心の利益があったことで、すなわちかつておおいに栄えたがために、後衰えまたは亡びざるを得なかったとも言えるのである。

その中心の主要なる力の一つは、おそらく赤神山の信仰であった。奥羽の霊山ではこの半島に限らず、叡山仏教の影響を受けぬものはなく、現存の縁起は各地ほとんど皆慈覚大師の経営を説くけれども、それは概して後世の仮托であった。