후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
但し忌諱を憚り候儀もこれあり候はゞ、封書にて直様差出し申すべく、また(肥後守)自身聞き届け候儀も之有る可く候」(文久二年二月)
と布告してもみた。浪士の暴状にたまりかねた将軍後見職一橋慶喜が一網打尽的弾圧政策を肥後守に強要したのにたいして、職けんを賭してあくまで反対し、ついに反対し切ったのもその頃だった。「浪士組」が関東から上洛してきたとき、松平肥後守の手文庫のなかには、べつに藤本鉄石以下の「京都方浪士人別」というのが秘められていた。要は「浪士」の要求を聞き、公武一和して尊攘にまい進すれば、文久非常時を立直すことができると、かたく彼は信じていたのだ。
だが、はたして「尊攘」はすべての矛盾を解決する鍵たりえたか? それどころか、討幕派にとって「尊攘」は矛盾をいよいよ発展させるための合言葉としてとりあげられていたのではないか。尊攘挺身隊をもって自任する合法「浪士組」と、同じく尊攘挺身隊をもって自任する「京都方浪士人別」とをすら、わが肥後守はもう握手させることができなかったではないか。それどころか、合法「浪士組」と非合法浪士派とは、京都で顔を合わせた瞬間からもう挑みあい、掴みあい、警視総監としての肥後守をいっそう多忙ならせたではないか。