후리가나로 읽는 일본 고전
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
ではなく、かえって尊攘実現のため瘠せる思いをしつつある松平肥後守以下京都における真正合体派の権力を、一挙に清掃して政権を奪取することに懸っていた。この日以後近藤勇の新撰組には、攘夷遷延のゆえに幕府当路を責めることよりも何よりも、さしあたり第一、「尊攘」実践のための第一前件と考えられた公武合体そのものを死をもって護る使命が課せられた。それはさしづめ「長州」の、やがては「薩長」のくらやみの使徒にたいして現制度を死守する、特別警備隊の仕事であった。ブルジョア的要素に一筋の連結も持たぬ、多摩農村の封建的根底部分を百パーセント武装化した、試衛館独裁下の新撰組ほど、この任務のために不敵、真剣、精励たりうるものがおよそ他に考えられようか。
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ちょうどこれで紙数も尽きた。池田屋事件の文久四年(元治元年)から、鳥羽伏見のいくさに敗れて東帰するまでの三年間、新撰組如上の本質に、何一つ変化がなかったばかりか、隊士の離合、隊勢の発展のたびごとに、いよいよ本来の姿を明確にしてゆく。東帰後はいうもさらなり。試みに読者、然るべき幕末史観に照しつつ、材料詳細をきわめた二つの新撰組記録、子母沢寛氏『新撰組始末記』