후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
文久三年八月十八日の『横浜新聞紙』(おそらく『ジャパン・ヘラルド』のことだろう)には興味ある記事の一節がある。当時江戸政府は生糸貿易にひどい干渉を加えていた。――
「予推察するに仙台加賀その他勢盛なる大名はかくの如く糸の運輸故障せられ、彼等の収納減少するを忍びて捨ておくべきに非ず。また大君(将軍)は已に糸を産せざる南方の大名と不和を起したれば、今また此方の勢ある大名の言を用ひざる事を得ざるべし」(『夷匪入港録』)。
薩藩はなるほど生糸は産しなかったが、南北戦争による米綿途絶のため一八六二(文久二)―六五年の間は年々莫大な木綿輸出国だった。だが外国貿易にたずさわって諸藩が利益を見れば見るほど、それだけ諸藩と幕府の間には不断に増大してゆくヒラキがあった。「日本における排外運動の三原因は、大君政府の圧迫に対する大名の敵意、外人との交通が江戸の権威実力を増大するおそれ、及び大名の国民的プライドだ」と、文久二年十一月の日付のある函館英国領事の書簡(パスク・スミス氏『日本及び台湾における西夷』)は記しているが、現実の問題として、莫大な輸出入関税はいっさい幕府の懐を肥やしても(1)、直轄領以外に一カ所の貿易港市をもたされない大名は、幕府に上前をハネられずには一ぶでも貿易の恩沢にはあずかれなかったのだ。