일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

かろうじて朝鮮を脱出した三名の仏人宣教師が、この「聖戦」の案内役として先頭に立ったのはいうまでもない。

ところが、下関戦争ではさすがの武士道国民に物もいわせなかった近代的軍隊も、一つは安心していたせいもあるが、結局八百名の朝鮮虎手の旧式火繩銃にのされてしまった。虎は一発勝負だ。八百発のねらい撃ちである。正規兵の代りに全朝鮮の虎猟師を駆集めたなぞは、楠正成そこのけの戦術家だった。

腰を据えて再征すれば、今度は虎手八千名をもってしても、結果は知れたものだったろうが、翌年は安南に兵を動かさなければならなくなり、日本の内乱も、英国とにらみ合って監視する必要がある。そのうち普仏戦争、そして、パリ・コンミューン。ゼスイットをお先棒に使ったルイ十四世以来のフランス植民政策は、焼の廻ったナポレオン三世に踏襲されて朝鮮で最後の実を結ぼうという瞬間に、虎手八百で躓いたばかりに永遠に駄目になったのだから、この戦、偶然の勝利とはいえ決定的な勝利になった。

地獄に堕ちたように悲嘆した者に、ふたたび今は上海租界にあじきない日を送っている三名の仏人宣教師と、これを取巻く数名の朝鮮人信者とがあった。