후리가나로 읽는 일본 고전
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
「………王陵侵掠という前代未聞の事件は、朝鮮人の攻撃に逢ってマニラ兵が死んだばかりに、ボロを出した。領民が殺害されたというので、スペイン領事が事件をセワード氏――当時の上海米国総領事――に照会する、セワード氏は早速ジェンキンスを捕縛する。四人の“参審”の一人としてこのときの領事裁判に列席した私は、事件がどんな茶番だったか、よく記憶しているが、予審で何から何まで喋ったシナ人が、公判廷では牡蠣のように沈黙を守るので、参審会議を開いても判決のしようがない。とはいえ、事件を知悉した者の眼からすれば、この海賊的遠征隊の暴状は、花崗岩の霊廟を石炭ショベルで破壊せんと企てた馬鹿さ加減以上であることは、明らかであった……」。
「シナ人」というのは遠征隊に傭兵として加わった一人であろう。予審ではすっかり自白したが公判廷で証言する段になると牡蠣のように黙ってしまったから、参審一同「暴状」について知悉しているにかかわらず、判定のしようがなかったというのだ。形式上はそんなものかもしれないが、実質的にいかにも割切れない何ものかが残されている。
公判廷におけるジェンキンスは、遠征隊の目的はあくまで、「条約締結」