후리가나로 읽는 일본 고전
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
というのも国策パルプ、苫小牧製紙、東洋高圧、帝国製麻、日本製鋼、北海道電力といった優良株を、北海道に工場があるという理由で、絶対に買わない男がいるという話をとたんに思い浮べたからである。その男の名前もむろん私は聞いているのだが、旧財閥筋のさる大会社のれっきとした重役なのである。こんな重役が一人でも日本にいるかぎり水野氏はまだまだのしあがるだろう。ところでストライキは、そのとき全道、否全国にわたって炭労、電産二労組がゼネストに入っていたのである。炭労は十三、四日にわたる四十八時間ストについで、十七日から大手筋十六社二十四万人が一せいに無期限ストに突入した。
車窓の左手に帝国製麻の工場が、日本橋本社のヒョロ高さを埋めあわせるほどの平べったさで見られる札幌から、国策パルプがあるという旭川まで、平野のところどころに大工場が立ちならぶ、その反対側の山々こそ、三菱美唄、三井美唄、北炭、井華、古河以下大小炭鉱のありばしょである。前進座事件をひきおこした赤平もそのちかくにある。その赤平事件の第一回公判は、私が夜おそく札幌についた十六日の朝から岩見沢で開かれていた。