후리가나로 읽는 일본 고전
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면
その原始林にはいま植物園内博物館に剥製となっているあの非妥協的なエゾオオカミやヤマイヌが、明治二十年代まで出没していたのである。森を伐り、大札幌を建設する途上、中央にもとのままの一画をのこし、付属植物園として保存する案をたてたのは明治九年に来たクラークであろうか、それとももっと早く顧問ケプロンの創意にぞくするか。いずれにしてもわれわれはこの植物園の一角で、八十余年前のサッポロベツ原始林をなにかしのぶことができる。落葉を布いてそそりたつ巨木はすべてエルムであった。してみれば、道立図書館まえの大街路樹、おばけのような柳とエルムも、土地生えぬきのものだったのだ。
接収されて「アーニー・パイル」と名づけられた東京宝塚劇場は、ちかく解除になってもその名前を改めない経営方針だそうである。エルム・エルム。このアメリカ名前は強権によってうまれたものではない。楡なぞという木を見たこともない開拓民たちは、サッポロ・チャシナイ・クッチャンなどと耳馴れぬアイヌ地名を覚えるのと同じ気安さで、アメリカの教師が教えたエルムという樹名に親しんでいったことであろう。
植物園の北隣にアメリカ領事館がある。