일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くろふねぜんご

黒船前後・志士と経済他十六篇

服部 之総

服部 之総의 黒船前後・志士と経済他十六篇(くろふねぜんご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 121,901자 · 247화면

아오조라 문고

となっていて、漢文を書きほぐしてみると、いまだその姓氏を詳にせず、京師の買人某の妻なり。姿儀うるわしく性聡慧。文墨を習い、和歌を能くし、また陶を善くす。家貧にして夫病み、自ら給するあたわず。烈婦べつに小店を開き、茶を煮て客に供し以て夫を養う。いくばくもなく夫死し、寡居みずから守る云々というもので、要するに、夫を養い後家をとおした烈婦だというにある。

彼女の父は太田垣伝右衛門光古と名乗る知恩院の寺侍で、一人むすめの彼女――名はせい――に、彦根の近藤某を婿にとって男女四児あったがみな早世してやがて婿も死んだ。思うに彦根の近藤家が商家であって、婿の某は養父の職は継がず、習いおぼえた商売でもしたのが、林長孺の「京都の買人某の妻なり」とあるゆえんかもしれぬ。

夫の没後出家して蓮月尼と号したのが、二十歳ごろのことだというから、文化八、九年のことになる。父光古は蓮月尼が四十になる天保初年まで生きている。和歌は千種有功に学び、陶器をつくって自作の歌を描き、いわゆる蓮月焼を世人から珍重されるようになるのは、父にわかれて、いよいよ独り者の身軽なきょうがいになってからのちのことである。