轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

「協力新聞」1945(昭和20)年9月1日~1946(昭和21)年(終号未詳)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 86,306 字 · 173 页

青空文庫

その代りに、鋼条で吊り下げられた籠のような形の送影機が五つも六つも見えた。

と、画面が突然ぱっと眩しく光った。

「あ痛ッ」

ドレゴが叫んだ。

「どうした、ドレゴ君」

局長がドレゴを背後から抱えた。するとドレゴが、わははと笑い出した。

「どこだ。痛いといったではないか」

「わははは。幕の上でぱっと光ったので、僕は手榴弾かなんかを投げつけられたような気がしたんだ。わははは、神経だよ、全く神経のせいだ」

「人騒がせな男だね」局長はドレゴの身体から手を放して、肩をすぼめた。が、彼はこのとき幕面へ目をやるが早いか、ドレゴが先に発したよりも大きな声で叫んだ。

「あッ、やられた。このへんにぶら下っていたテレビジョンの籠がやられてしまった」

そういっているとき、また、ぱぱッぱぱッと幕上の相ついで閃光が二人の目を射た。

「おいドレゴ君、分るかい。折角投げこんでおいたテレビジョンの送影機が、今片端から破壊されて行くのだ」

「ええッ、何だって」

「送影機が片端から壊されて行くんだよ。あっ、光った。見たかね、怪人集団の城塞に、小さな灯がつくと、すぐそのあとで送影機が爆発してしまうんだ。城塞から何か出しているよ、怪力線か放射線か、何かそういう強力なものを……」