轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

「協力新聞」1945(昭和20)年9月1日~1946(昭和21)年(終号未詳)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 86,306 字 · 173 页

青空文庫

D十五号遺品

この結論は容易に一つの穴に流れ込むことはなかった。その間に調査団船とその護衛艦隊は恐怖の異常地震帯を離れること五〇キロの海域に脱出を終わったところで、各艦船は舷と舷をよくつけ合って纜を締め、その夜を大警戒裡にそこで明かすこととなった。

D十五号遺品

その夜のうちに、大急行で潜水の準備がなされた。取揃えられた深海用の潜水服は二十着であった。しかし実際に使用せられるものは十一着で、残りは予備としてサンキス号内に留め置かれる。

その外、海中標識灯や海中信号器に通信機、それから昇降機などの大きな機械類も手落ちなく点検され用意された。

また海底調査隊員十一名が持って行く品物も集められた。それは諸々の観測器具を始めとし食糧、飲料、工具、通信器、照明灯などの外にダイナマイトと水中鏡も加えられ、これらがずらりと並べられたところは、仲々ものものしかった。

海底調査隊員十一名の顔ぶれは、隊長ワーナー博士を始め、外に、観測者が五名、護衛の士官が二名、それから三名の記者であった。ホーテンスは勿論のこと、ドレゴと水戸が加わることになっていた。

記者三名を除く隊員八名は、ワーナー博士の部屋で海図を囲んで深更に至るも打合せを継続し、いつまで経っても誰も出て来なかった。