轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

「協力新聞」1945(昭和20)年9月1日~1946(昭和21)年(終号未詳)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 86,306 字 · 173 页

青空文庫

博士の冒険計画

博士の冒険計画

「水戸君の説は、どうなんだ」

ワーナー博士はパイプに新しい煙草を詰めながら、東洋の記者の面に一瞥を送った。

「毎度のことながら、僕の説には、はっきりとした證拠の裏附けがないのが遺憾です」

と水戸は本当に残念そうな顔をした。

「が、二つの事件は同一手段によったとしか考えられません。もちろんさっきの事件も、原子爆弾によるものとは思われない」

「なぜ原子爆弾でないというのかね」

「ホーテンス君。君だってその点については充分疑問を持っているのではないかね。もしあれが原子爆弾だとしたら、いくら水中での爆発にしろ、あの駆逐艦D十五号だけがあんなにひどく損傷して粉砕したばかりか全部が気化してしまうことはないだろう、恐ろしい力だ。それにも拘らず僕が乗っているこのサンキス号を始め、僚艦は大した損傷を蒙っていないではないか。だからさっきのを原子爆弾と見ることは正しくないと思うのだ」

水戸はここでちょっと言葉を停めて、博士の顔を見た。博士は軽く肯いてみせた。

「そうはいったが、ゼムリヤ号の被害状況と駆逐艦D十五号のそれとは非常に異なっている。本事件の怪力の攻撃を受けてD十五号があのとおり粉砕気化するものなら、なぜゼムリヤ号は粉砕気化しなかったのか。