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にっき

日記

宮本 百合子

18 一九三一年(昭和六年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 12,519 字 · 26 页

青空文庫

八月四日

八月五日

〔欄外に〕

○相原さんをつれてアミノさん来。思ったよりいい人で安心した。人の話というものは、うっかり信ずべからず。クルイギンなどと同日に論ずべからず。

八月四日(火曜)

○起きぬけから肩がはって、上瞼おもくて閉口トン首。つかれ。それから、八月の信吉がペシャンコで閉口したのなり。ホイしっかり、ここで腰をぬかすナ。

○今日はひとりも客が来ない。何という吉日か。

〔欄外に〕晴

八月五日(水曜)

昨日橋英から、組織部会への招集が来た。Y、いやな顔して。

だから居ちゃ駄目だ! 行っちゃえ! いっちゃえ!

今日は暑い。中井の方から行くと近いって云うんで出かけたところ、上と下とを、とっちがえて一時間ものたくりまわった。

つかれて、もうクゲ沼へ行って、フー公追い出していすわる気にもなれず。トランクを下げて、みんなでタカタのババへ出たら、まあ百合子さん! Y・Tにつかまった。たるんだ袋のような感じ。薄いボイルのキモノは、涼しそうで涼しそうでなし。インチキ医者のように趣味ない名刺をくれた。太って元気そうだとよろこんでくれた。

〔欄外に〕

○自分、書くために逃げだすの、これまでは仕方なかったが、ブルジュア的で、いやだと思う。