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にっき
日記
宮本 百合子
18 一九三一年(昭和六年)
N3 · 进阶 · 新字新假名 · 12,519 字 · 26 页
一月二十七日
一月二十八日
一月二十九日
一月三十日
一月三十一日
多勢おばさん連が来ていた。八十いくつかとかのお千代さんのおっかさんが、傘をもったり手拭をかぶったりして踊った。
一月二十七日(火曜)
雪、鶯、おじいさん、えりまきをしてめがねかけてる。
これは本ものの雪見だ。
夜、貞の家へゆく。書割の中で話してるみたいな、妙な、笑いたい気のする西洋間だった。
あっちこっち歩き、夜、試写を一部分見た。林長二郎、テイノー面!
一月二十八日(水曜)
中井さんへ行って、(午後五時頃から)筋をのばした。
一月二十九日(木曜)
京都からかえる。
タナベ君と偶然一緒だった。
午後一時三十九分、東京九時。
午後の九時間の方が、ずっとしのぎやすかった。ナターリャ・タルポ※(濁点付き片仮名ワ、1-7-82)をよみ終る。
Y、ステーションに来ていた。三人でオリエンタルへ行って、自分大きな苺のショートケークをたべた。
かえる。
一月三十日(金曜)
鵠沼へ出かけた。
暖くていい心持。
上衣をすっかりぬぎ、裸体になって日光浴をした。
海岸へ出た。
Y、今日は何だか淋しい海だな。
暖いけれど、もやがあるのだ。
――胃がわるい故よ。
一月三十一日(土曜)