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にっき

日記

宮本 百合子

18 一九三一年(昭和六年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 12,519 字 · 26 页

青空文庫

二月二十五日

二月二十六日

二月二十七日

Y、「プロレタリア芸術講座」のために、心配していろいろ教えてくれる。

二月二十五日(水曜)

夕飯たべてYかえる。桜山へ散歩した。桜山のテッペンに茶屋がある。かけたら、女がいらっしゃいまし、ザブトンもって来た。Yふざけて、だからイヤだと云ったんだ。

自分、逃げちまおう! この間に逃げちまおう! Y、そんなこと出来ない! 紳士だもん。

ニェダーロム、プラチュー!〔むだには払うな!〕

Yかえってから、半徹夜で仕事しまった。

二月二十六日(木曜)

ひるすぎ原稿書いた、送った。

五十二枚あった、きっと多すぎただろう。多すぎると思う。四十五枚だと云ったら、十枚ちょっとですねと云ってた位だから。

但、かえって来ても万歳! 何かに出すから手を入れて。五十枚、むだではなかった。久しぶりで小説書いて心地よし。

さて、と四時頃フロに入って、半日ブラブラと云っても、下らぬ吉川英治の小説をよむ。長谷川伸の方がずっとよろしい。

二月二十七日(金曜)

朝ザットフロに入った。

ひるまで楽焼して来た。

ひる飯後、女人芸術研究をやったら、書きたくなって、時の問題の埋草十枚ばかり書いて、送った。