轻读日语

轻松读懂日语经典作品

ja-reading.com

轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。

ちきゅうはっきょうじけん

地球発狂事件

海野 十三

「協力新聞」1945(昭和20)年9月1日~1946(昭和21)年(終号未詳)

N2 · 挑战 · 新字新假名 · 86,306 字 · 173 页

青空文庫

という呼びかけの思想を現わしているものだった。これは十秒に一回の割合で発射された。それと共に、怪人集団から応答があるかと、受音装置が広汎な幅を持って相手の信号を探し続けた。

だが、何の応答もなかった。

その日別途に約二百台の集電器が怪人城塞の周囲に投下された。この集電器は城塞の近くに落ちて、怪人たちの発する生理電波を吸収し、そしてそれを水上に浮かんでいるアンテナを通じて放送させ、それをグリーンランドの海岸無電局が受信することになっていた。そして更にそれは局より超音波に変えて水中へ放送され、当然ウラル号へも届くことになっていた。ところが、これがうまく行かなかった。そのわけは、怪人集団の警戒心はいよいよ鋭くなって、城塞附近に投下される物に対して監視を怠らず、水面から落ちて来たものは城塞に達するまでに片端から爆破していたからであった。

ウラル号の使節団は、それに拘らず失望することなく、“尋ねたいことがある”旨の信号を発射し続けつつ、ひたむきに前進していった。

ウラル号が怪人集団の城塞の手前五キロのところに達したとき、突然艦は真正面より猛烈な外力をうけた。