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にっき

日記

宮本 百合子

18 一九三一年(昭和六年)

N3 · 进阶 · 新字新假名 · 12,519 字 · 26 页

青空文庫

九月十二日

九月十三日

九月十四日

九月十二日(土曜)

国府津滞在。

退屈で、不愉快だ。

百合ちゃん、これお上り、あれがいいじゃないか、そう云いながら女中には、ホンのおしるしばかりのセンベイをやって、これを女中が

恐れ入ります、いただきます。

と貰ってゆく。見て居られるものではない。

一日居るのに努力を要した。

○ひどい風で浜にも出られず。

九月十三日(日曜)

プロ・エスの婦人部座談会というのに出席。

午ごろコーズからかえって来たら食堂に今野さんが坐っている。

どうした?

いそがしかったんで――

○書いてあった三枚の原稿をちゃんと書き直す。

プロ・エスの婦人部が出来るところだ。が、その女の人が案外テキパキしないのでびっくりした。

〔欄外に〕

暑い。久しぶりだ。

九月十四日(月曜)

中本たか、ホシャクも出来ないそうなので、原案に手を入れて、湯浅に見て貰い、いろいろなおした。(救援の檄だ)おいねさんも自分もこういうものがひとりで、ちゃんと書けないのだからおそれいる。二人が二人とも割合同じような欠点をもってるのだ。

○朝、吉屋信子がやって来た。

「御免ください」ねんばり、変にこもってひっぱった声がして、われわれは物売りか何かと思ったら吉屋女史なり。