轻松读懂日语经典作品
ja-reading.com
轻松读懂日语,轻松阅读日语。在线阅读日语经典作品。支持在阅读过程中显示假名、查询生词、翻译句子。
うんせききこう
柳宗悦 民藝紀行
柳 宗悦
柳宗悦『柳宗悦 民藝紀行』。同一底本的分册已合并为一书。收入:雲石紀行、沖縄の思い出、思い出す職人、樺細工の道、北九州の窯、現在の日本民窯、小鹿田窯への懸念、全羅紀行、台湾の民芸について、多々良の雑器、地方の民芸、苗代川の黒物、日田の皿山、北支の民芸(放送講演)、益子の絵土瓶、蓑のこと、野州の石屋根、陸中雑記。
N2 · 挑战 · 新字新假名 · 133,050 字 · 276 页
九
この場合型は単なる形式でないのはいうまでもなく、活きたものの煮つめられた姿といえましょう。死んでいるものではなく、濃く活きる故の型なのであります。
それ故一つ一つの絵は同じようでまたどこかに違ったところがあります。反復であってしかもどこかに創造がひそみます。
九
仏教に陀羅尼と呼ぶものがあります。梵音をそのまま漢字にあてて発音するので、原文を知らぬ一般の者には、何のことかてんで分りませぬ。一種の密語で、仏教ではこれに重い意味を持たせてあります。こういう陀羅尼でなくとも、漢訳の経典を棒読みにすれば、おそらく専門家以外の者には、意味の分りようがありませぬ。ところが読経を聞くと、今もしばしば棒読みが用いられ、聞く方ではさっぱり何を述べるお経なのか、見当さえつきませぬ。なぜ今でもそんな陀羅尼風な読み方をするのでしょうか。しきたりといえばそれまでですが、そこには何か必然な理由がないでしょうか。知的な現代の人々にとっては、意味も分らぬそんな読み方を、始めから侮蔑してかかるでありましょう。ちょっと考えますと筋の通った非難で、読んでいるのを聞いていて、意味がはっきり分ればこそ、読経の意義が生じるのだと、誰も思うでありましょう。